2005年7月

7月14日 過渡期


更新が滞りました。極私的なものですが、体調を崩してしまいまして…。ここ一週間は起きあがれもせず身動きがとれませんでした。おかげで中断明けはスタジアムで観戦できていません。まあ、それ以前から更新していませんからあまり説得力はないんですが。

さて、その間にあったことはといえば、ナビスコカップ予選リーグ一位通過(準々決勝はエスパルス)、さいたまシティカップではバルセロナに得点差以上の負け(0-3)アルパイの退団エメルソンの合流遅れいつの間にやらのアル・サッドへの移籍、そして坂を下るように調子が落ちているチームの現状と、入団の可能性が高い選手のお手並み拝見等々、箇条書きにすると余りにシンプルですがいろいろなことがありましたな(ワールドカップに開催国以外で一番乗りとかもありましたが)。

さてさて、まず書くべきは2人の外国人選手についてですかね。アルパイとエメルソン。どちらもみんなに愛された選手だと思います。僕もとても好きな選手たちでした。昨年、ステージ優勝が決まる際にゲートフラッグを作製したとき、どんな文字を入れようか悩みましたがアルパイに読んでもらいたくて「一番」と入れました。そして最終節選手がピッチを回ってくる際に自分でアルパイに見えるように揚げてみました。見てくれたかは分かりませんが、自己満足にはなりました。試合のときの険しい顔と挨拶のときのにこやかな顔の差が印象的な、とても素敵な選手でした。今シーズンはそのプレースタイルから不本意なカードを乱発され、チームに迷惑をかけたアルパイでしたがそれでもなお自分のスタイルを崩さずに貫き通したプロ根性は、やはり見習うべきものではあります。Jリーグには勿体無い選手でした。今後の彼に、幸運あれ。

エメルソンは、僕の今まで撮った写真に一番多く写っている選手だと思います。お気に入りの写真の中にも、一番多く写っている選手です。彼を撮る過程の中で僕は成長させてもらいました。2001年に小野選手の移籍後やってきた彼を初めてみたのは、まだクラブハウスもない大原サッカー場での練習試合からでした。やぶ蚊の多いフェンス越しから食い入るようにして彼のドリブルを見ていました。そして、なんとかレッズにフィットしてくれと願いました。暴君のようだった加入当初、オフト監督に躾けられ成長した2002-2003年、ブッフバルト監督によって才能を更に引き出された2004年と、彼がチームに溶け込むに連れてチームは成熟し、強すぎる個性を抑えつつ、ときには如何なく大爆発してレッズを今まで見たことがない所まで連れていった原動力の一人になりました。

結局、想像も出来ないような大金を求めて、日本に戻ることもなく彼はカタールの地に去りました。そのためナビスコカップ・第5節のアルディージャ戦が彼のレッズでの最後の試合になりました。僕の写真の中に最後に写った姿は、彼がPKを蹴るシーンです。ボールをセットし、シュートを決め、アルディージャサポーターに対して唇に指を当てて「静かにしろよ」としているエメルソン。最後のエメルソンは、今までになく少し、アイロニカルでセクシーなものになりました。

僕は、レッズに在籍している選手のみを応援します。例外は小野選手だけです。もちろん、レッズ以外に移籍していった選手が活躍すれば嬉しいですし、怪我や引退の報を聞いたら悲しみます。レッズに関わった全ての選手に良い結果がもたらされることを望みますが、情熱を注ぐ対象は赤いキットを纏った選手のみです。後は思い出の中にいさえすれば、いいです。今まで貢献してくれた選手たちに感謝して、今いる選手たちは次の目標に向かって邁進していって欲しい。そのためには立ち止まってもらっては困ります。外国人選手が2人もいない今は過渡期であり、その歩みのスピードも遅くはなるでしょう。でも、アントラーズが自滅し始めている今のうちに、そしてガンバの勢いがまだ見えているうちに、レッズが先に歩みを止めることがないよう、自分達で諦めたりしないように、目の前の試合に臨んでもらいたいです。あと2試合で、連戦も終わります。そのときに今よりも少し上の位置にいることを、強く望みます。アルパイやエメルソンに「お前らがいなくてもここまで来たぞ」といえるよう、足掻いてもらいたいものです。

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ついでというか、このサイトも少しばかり、過渡期に入っている気がします。安定しているのはいいことなんですが、マンネリなのも疑い様がないわけで。時流に合わせて少しばかり形が変わるかもしれません。その方が楽そうですし。