2005年3月

3月9日 いろいろ起きた開幕戦

インフルエンザ明けで体調が完全ではなく、前日に雪まで降った天候的にも悪いコンディションでしたが土曜日は思ったよりもポカポカな、開幕戦に相応しい陽気になってくれました。雪も道路に関しては問題なかったので、テケテケといつものように、でも少し速度を抑えてバイクを走らせスタジアムに行きました。開幕戦ではいつも感じるんですが、やはりスタジアムで観るサッカーは、とても良いものです。テレビで毎週試合を見ても、生の臨場感や興奮にはやっぱり勝てません。

結果としては1-0の敗戦。前半の良いリズムのうちに得点が入らなかったときから、おおよそ見当のついた結果ではあります。特に失点シーン(キーパーの判断ミスでしょうな)とアルパイの(敢えて書きますが)相手の挑発に乗って手を出すという、およそプロとは思えないようなレッドカードのお陰で、この試合はほぼ、終わってしまいました。それまではチャンスがとても多くて見ごたえのある試合だっただけに、乱発されたカードや両チーム共に見られた多分に悪意があるように見えるファウルやそのたびに起きる中断は、スタジアムの雰囲気を悪くさせるには充分なものでした。

アントラーズの試合のやり方やプレーの質に関しては最早それがカラーというか、伝統になってしまっているものなのでそれを批判するのは多分無意味なことなんでしょうな…。彼らは自分達の戦い方でアウェーゲームで先制し、さらに相手の人数を少なくさせることに成功し、勝利した。そういうことです。ただ、気になったのは試合終了後にレッズの選手たちが肩を落としている中、アントラーズの小笠原選手も同じように俯いていたことです。彼は喜んでいるチームメイトの輪にすぐに入ろうとはせず、とても寂しそうな雰囲気で佇んでいました。恐らく、開幕戦の出来に関して不満があったのでしょう。端から見ていてもアントラーズのサッカーの質は以前よりも低下しています。彼はそれを痛感し、今後のチームに不安を抱いたのでしょう。とても印象的なシーンでした。

逆に、レッズのサッカーは負けはしたものの、思った程悪くもなく、先日のザスパとの試合よりも良くなっていました。流石に全体的には調整してきていますな(とはいってもブッフバルト監督の采配とエメルソンの調整不足にはかなりがっかりしましたが)。まあ始まったばかりですしFマリノスも負けましたから、まだまだこれからということで。今年もあまり勝ち点が望めなさそうな東海のアウェーゲーム3試合で頑張って、どれか一つ勝てばいいわけですから。

僕個人としてもアントラーズとの試合に関してはいろいろと因縁があります。全てカメラ絡みの話ですが、雨が侵入して動かなくなるだとか、念のために持って行ったレンズが大活躍するとか、そういった細かいことが起きるのは大抵アントラーズ戦です。図らずも今回も、そんな出来事が起こってしまいました。原因はレンズの絞りリングが最小絞りになっていないことから起きたエラーだったのですが、如何せん今まで起きたことがないトラブル。しかもそれに気付いたのが試合開始30分前。今までならば撮影自体を諦めていたと思うんですが今回は思ったよりも頭が冷静に動いて、試合開始までには何ごともなかったように危機回避出来ました。恐らくは、経験値なんでしょうな…。チャンピオンシップ以来となるカメラ使用ではありましたが、6年も使い続ければ最早一心同体。未知のトラブルも回避できるのさと、ちょっと晴れやかな気持ちで、でも背中には嫌な汗をかきながらしみじみ思いました(本当に直って良かった…)。そして、そんなトラブルを克服した後というのは、自分が思っている以上に集中できるようで、1本しか撮りませんでしたがなかなか満足のいく、幸先の良い写真を撮ることが出来たように思います。今シーズンも(トラブルは勘弁ですが)様々な瞬間に多く出会いたいものです。長いシーズンが、ついに始まりました。


3月15日 2節を終えて

Jリーグも2節を終えて、中断期間に入りました。いよいよナビスコカップも開幕します。今年も是非決勝の舞台に立ちたいので、なんとか勝ち上がって欲しいものです。ナビスコカップのプレビューは後日やるとして、まずはレッズはどの位置くらいまで行けるかなと予想してみることにします。

34節の長丁場を戦うJ1ですが、ここで優勝に必要とされる勝ち点は、Fマリノスの岡田監督も以前言っていたように、72前後でしょう。単純に考えれば24勝10敗。チャンピオンに相応しい勝ちっぷりですな。ホームでの試合が17試合あるのでまずはそれを負けなしでくぐり抜け、アウェーでも格下並びに昇格組から確実に勝ち点3を奪って行けば、まずは問題ない数字です…、と書いた時点でホーム開幕戦を落とし、昇格組のフロンターレからも勝ち点1をかすめ取るのがやっとなレッズにとってはちょっと厄介な数字に見えなくもありませんな。まあ、今の時点で既に全勝チームがない混戦ぶりからも分かるように、先のことなど予想も出来ませんので今の所は少しずつコンディションを上げていって少しずつ勝ち点を拾っていければ良いと思います。

でまあ今季の僕のレッズ予想順位なんですが、5位以内。ここまでいければもう御の字です。その他に何かカップ戦でタイトルが獲れれば、いうことなし。残念ながら現有戦力のレベルアップがなされない限り、リーグ優勝を目指すのは無理があると思います(可能性がないとは思いませんよ、勿論)。夏あたりに補強を敢行してそれが上手くいけば優勝も狙えるようになるかもしれませんが、まあ今の所は、微妙です。

ではリーグ優勝を明確に意識するために、レッズにどうなって欲しいか、何をして欲しいかといえば、中盤の選手により多くの運動量を求めます。トップ下、守備的MF、両ウイングバックに昨季のような高い位置からのプレッシングと囲い込み、ボール奪取を望みます。そして、奪った位置からの早い攻撃の組み立てとそれに連動するフリーランニングを求めます。中盤が高い位置からボールを支配できれば、ディフェンスラインもより高く上げることが出来、ラインをコンパクトに保てます。これが出来ればレッズのサッカーが作れます。出来なかったからアントラーズのラッキーゴールに逃げ切られたり、フロンターレの典型的なカウンターサッカーにほぼ屈したのでしょう。

ディフェンスラインの不安定さも指摘されるべき点でしょうが、もともとレッズのサッカーは「2点取られても3点取って勝つ」が信条なんですから、何を置いても点を奪わないといけません。守備が安定すれば無失点で試合が終わるというだけの話です。負けたくなければ、相手よりも多く点を奪えば良いわけです。そのためにも、中盤の選手がもっともっと運動量を増やさない限りチャンスを作るのは難しいと思っています。特に鍵を握るのは山田選手長谷部選手、そして酒井選手です。長谷部選手が意欲的に前線と攻撃に絡んだとき、山田選手はその長谷部選手の上がった後の穴をうめる。酒井選手が上がったときは、同様に山田選手が下がる。この縦のポジションチェンジって、相手のマークを揺さぶるにも、スペースを作るにもかなり有効だと思います。さらにアレックスと長谷部選手、平川選手と酒井、山田両選手のポジションチェンジも状況に応じて行うことが出来れば、相手のディフェンスは機能しなくなるでしょうな。約束事の中で選手たちがお互いを意識しながら自由に攻撃を組み立てる。それこそが美しいサッカーの最低条件であると思います。

第27節のバレンシア×レアル・マドリードは1-1のドローでした。僕は後半から見始めたのでゴールシーンは見られませんでしたが、スピーディーなボール運びとピッチを大きく使った展開、確かな技術からくり出されるパスワーク、そしてゴールまで明確な意図のある攻撃の組み立て等々、それはそれはとても見ごたえのある、幸せな時間でした。同じドローであっても第2節でのレッズのそれは、運動量が少ないため攻撃が単発で連動性が感じられない、退屈なサッカーでした(岡野、横山両選手が入って流れは変わりましたが)。何度も何度も頭を抱え、歯ぎしりをし、半ば諦めかけた中で拾った、本当に幸運なドローでした。レッズのファン以外が見て幸せになれるかといったら、とても無理でしょう(最終予選の北朝鮮戦を本気で感動出来た人なら分かりませんが)。スペインのビッグクラブ並みとはいいませんのでせめて昨季のようなレッズのサッカーが早く見られるように選手、監督には奮起してもらいたいです。とはいっても流石にエンジンはもう暖まってきているでしょうから、実の所は心配はあまりしていないんですけどね。兎に角、ナビスコカップはこんなことがないようにしてもらいたいものです。


3月18日 ナビスコカップ開幕


えー、「痴漢男」全編を4日で読破しまして家に帰ってからの楽しみが1つ減ってしまいました。他人様の話ながら恋愛話を生々しく読めるのは楽しいものです。その過程は「シガテラ」っぽいかなとも思いましたが、先達である所の「電車男」にも負けず劣らず面白かったです。

さて話はがらっと変わりまして、ナビスコカップが開幕します。レッズはグループAで、アルビレックス、ヴィッセル、そしてアルディージャと同組ですか。チームカラーが暖色系ばっかりですな。まあネームバリュー的に考えれば、ぶっちぎりで1位通過しないといけない感じです。でも現実のリーグ戦の順位でいえばレッズが一番下にいるわけですから、ちょっと謙虚になっておきましょう。

一番厄介な相手としてやっぱりアルディージャを挙げます。2000年のときはJ2での「埼玉ダービー」でしたが今年はJ1、しかも同一市内での対決となる「さいたまダービー」です。リーグ戦でも盛り上がるでしょうがナビスコカップの予選でもそれが見られるとは、Jリーグの偉いさんも考えたもんですな。まあ兎に角、むこうは完成された守備ブロックと今年補強した攻撃陣が上手く噛み合い、怪我人が出さえしなければ、J1でも充分戦える力を持っています。だからこそ、26日の予選2節のホームでの戦いにおいては完膚なきまでに叩き潰しておかないといけません。そうしないと、リーグ戦で悪影響が出かねませんから。

ヴィッセルアルビレックスも一癖も二癖もある面倒なチームです。ヴィッセルは左サイドの三浦淳(あ、いないっけ)と中盤の藪田が効いていますので、前線の選手の豊富さや外国人選手だけに目を奪われると結構、痛い目を見るでしょう。アルビレックスに関しては、移籍組がフィットしていれば面倒です。海本兄弟、要注意ですな。左サイドの鈴木慎吾もそうですが、外国人選手たちも攻撃力が高いので、昨年のように「お得意様」になってくれるとは限りません。

とまあ相手チームの印象を何となく書きましたが、どれだけ相手の長所を書き連ねようがレッズが負けて良い理由には何一つなりません。出来れば4節でトーナメント進出を決めて、残り2節は若手選手のみ(2種登録選手も出来れば)で試合をさせるぐらいの余裕を持って戦っていきたいものです。

あともうひとつ、今年からナビスコカップは試合球がリーグ戦とは異なります。アテネオリンピックや昨年の天皇杯で使用されたペリアスですので、そういう細かい所を見比べたい人は要チェックです。ちなみに写真を撮る人からすれば、そういう変更って嬉しいものだったりします。以前のプーマのユニフォームのときはカップ戦とリーグ戦のスポンサーロゴやデザインが違う所にレッズのこだわりを強く感じて嬉しかったんですがね…。なんとかなりませんかね、ナイキさん。ここはひとつ、サードユニフォームでも…。

とかなんとか書きましたが、残念ながら明日は試合を見られる環境がないので、久しぶりに映画を観にいきます(予告編から観たかったカナリア)。あと、髪を切ったり学校に行って転部の手続きをせねば…。日曜の早朝にはデポルティボ×バルセロナもあるし、楽しみな連休になりそうです。