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4月16日 まあ、まずまず
過日、私事でどうしようもない絶望感、というのを味わってしまいました。正直にいいまして、そのことからまだ吹っ切れていません。信じていたもの、信頼してきたことから裏切られるというのは、わかってはいたつもりですが本当に辛いもんですね。今までも何度か後ろから撃たれるといったことはあったのですが、流石に今回のは堪えました。…まあ、それが更新しなかった理由ではないんですけどね。ただ単にレッズについて考えが纏まらなかった、ということです。
それはさておき、デポルティボ・ラコルーニャがミランを倒してベスト4になっちゃいましたよ!もう、本当にビックリです。特に1stレグでは4-1と圧倒されていただけにもはや諦めてしまいましたが(どっちも好きなチームなので、特にどっちが上がっても良かったというのもありますが)、いやいやリアソールでのデポルティボ、カッコ良すぎました。4-0で昨季の覇者、ミランをぶっちぎるとは…!!僕は、何故かはわからないのですがこのチームに関しては妙に感情移入が出来ます。レッズの次に、真剣に試合を見て、応援できるチームです。世間的にはノーマークだったガリシアの他国籍軍が悲願のビッグイヤーを掲げることを、もはや僕は信じていますよ!
えー、ようやく本編に入ります。5節を終了しまして、レッズは2勝2敗1分け、順位が8位。総得点が11で総失点も11とちょっと派手な内容です。個人的には負け越さなかったのでまあ、それはそれで現時点ではアリだとは思います。とにかく、これらの数字を踏まえて今後のレッズを占っていきましょう。
攻撃に関しては、平均2点以上を奪っていますので合格点です。昨年同様とても頼りになる攻撃陣ですね。しかし、同じくらい失点が多いことでその努力が水の泡となってしまっています。でも、負けてしまった2試合に関してははっきりとした理由が存在するのも事実です。ひとつは、どちらも退場者が出ているということ。エスパルス戦は監督の采配に疑問を感じるので別としてもジュビロ戦のそれは早い時間、なおかつチームのエースであるエメルソンが退場ということもあって勝てる(点を獲れる)要素が減ってしまったことは否めません。また、もともとどちらのチームもアウェーでの戦績は悪く(本当にあるかどうかは分かりませんが)苦手意識もある?ようなのでとりあえず勝ち点が奪えたら儲けものというくらいの認識ではいました。
では何が問題か。失点するのはまあ仕方ないとしてその奪われ方、そしてその数の多さではないかと思います。昨年のガッチリマンマークではおよそ考えもしなかったマークの受渡しというやつが殊の外出来ていないというのがひとつ。それはそうですな、以前は右に行こうが左に行こうが相手にずっと寄り添っていったために裏を取られる動きというものを封殺出来ていましたから。それが今季はマークの受渡しがワンテンポ遅れるおかげで見事に足の速い相手FWに突破されてしまう場面を多く見る羽目になっています(セレッソ戦、大久保の2点目はまさにこれですな)。また、守備にかかる人数が少ないということ。ボールを奪われた際、その瞬間から守備は始まるはずですが、どうにもその意識が攻撃重視になっているせいか薄いような気がします。全くしていないわけではないのでしょうが、相手の攻撃を遅らせるチェックは常に前のポジションの選手からしていくべきであると思います。あとはもう、セットプレーからの失点の多さ。失点シーンを見ると、どうにも防げそうなものが多い感じがしてなりません(エスパルス戦のものは特に)。これもおそらく、マンマークを廃止したことと関係あるでしょう…。
おそらく、今の時点で失点を減らすことは大変な作業になることでしょう。というのも絶対に回避出来ない問題として本職のDFが足りないというのがどうしても出て来てしまうからです。ブッフバルト監督は当初、坪井、闘莉王、ニキフォロフ(あるいは室井)という選手で3バックを構成する算段だったでしょう。彼らを軸にしてゾーンディフェンスを構築し、残りの選手はあくまでも万一いなくなったときのオプションとして考えていたと思われます。そのうちの2選手が怪我で離脱し、坪井選手も代表でチームを離れがち、というのであれば戦術上の上積みが非常に困難な状況であることは間違いないです。更に、キャンプにおいても守備よりも攻撃を重視していたということなので、おそらくシーズン前から問題を抱えてのスタートだったということでしょう。
ブッフバルト監督の標榜するサッカーは観ていて楽しい。これは間違いないです。オフトのサッカーよりも攻撃に自由度が見られ、この頃では左右どちらでも縦のポジションチェンジから良い攻撃の形も見えるようになりました。だとしたら守備を考える上ではそのポジションチェンジをした際の空いた穴を誰がうめるのか、という細かい部分の約束事をはっきり作るべきですし(これはジュビロのように選手同士で作っていくべきだと思いますが)、全ての選手が攻め急ぐのではなく、ペースを変えるということも必要です。オフト時代に横パスを繋いでいたことは、悪いことばかりではなかったはずです。攻めにおいて緩急をつけ、攻撃に幅を持たせる意味でも現状の攻撃に組み込んでいくべきスタイルだと思います(勿論それに依存し過ぎる、というのは良くないですが)。オフトの作ったものを忘れてしまうのではなく、ブッフバルトのサッカーに選手それぞれが活かしていく。ブッフバルト監督もオフトが残していった「高い守備意識」が選手各々にあると思ったからこそチーム戦術は攻撃から入ったのだと思いますし。
でも、現時点において僕は楽観も悲観もしていません。「これがギドのやりたかったサッカーなんだ」というのが見えて来ましたのでもう少し見守るつもりです。それに、全ては闘莉王とニキフォロフが戻って来てからかもしれませんしね。僕個人としては15試合で勝ち点30を積み上げられるチームになって欲しいというのが理想で、それができれば例え優勝を逃しても仕方がないと思っています。何せ、ジュビロが5試合で勝ち点15というハイペースで走っていますからね。この勢いを止められなかったレッズを腑甲斐無いと思うと共に、成長途中のレッズに昨シーズン以上の期待を膨らませているところです。
ただ、守備的MFを失ったら、勝っている状況ならばやはりFWを交代させて同じポジションの選手を入れるべきだと思います。エスパルス戦を4-3で負けたと知ったとき、前半2-0で逆転されるのは誰かが退場したからというのは想像出来ました。退場者が鈴木選手だったというので2得点した田中選手を下げて酒井選手を入れたのかと思ったらなんと室井選手を投入して、今まで試したことのない4バックにして守ったというのは流石に吃驚しました。室井選手を入れること自体は否定しませんが、それよりも先にしなければならないことがあったでしょうにね…。結果、奇策が完全に裏目に出てしまいました。ブッフバルト監督もまた、成長途中ということなんでしょうな…。まあなんにせよ、見所はたくさんあるということですな。
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