2004年3月

3月3日 いよいよ


3月になりました。世間的には年度末ですが、スポーツファンにとっては何かと新しいシーズンの始まりだったりします。野球も、F1も、インディカーシリーズも、モトGPも、そしてもちろんJリーグも開幕となっていきます。ついついなんとはなしに開幕戦の相手であるFマリノスの試合(A3チャンピオンズカップ)を見たりもしたのですが、戦術云々よりもやはり
選手層が厚いというのが一番厄介なところだと思います。この大会に主力を入れても、若手主体で臨んだホームでのアジアチャンピオンズリーグで結果を出しているというところにとても嫌な感じ少しばかりの羨ましさを感じます。ユースの子たちが戦力として計算できるというのは、やはり凄いですね。

一方のレッズはといえば、明日いよいよヴァンフォーレとのプレシーズンマッチがあります。残念ながら観戦することは出来ませんけれども、今季の戦い方の一端が垣間見えるとは思いますのでとても楽しみです。あと昨日、恒例の「語る会」が行われたみたいで(某掲示板で話題になっていて、ああそうだったっけと思うぐらい忘れていました)…。ここで語られたことでちょっと気になったのがマッチデイプログラムの増刊号でも少し書かれていた「レッズランド」と、昨年終わり頃から噂として言われていた「エメルソンの帰化」についてなのですが、これらのことはまた別の機会に日記に書こうと思います。

そしていよいよ始まったアテネオリンピック最終予選の初戦、バーレーン戦なのですが。暑そうでしたね、とにかく。芝も長い感じで、ボールのパススピードが絡め取られる感じがしました(パスミスも多かったですな)。あと感じたのが選手の疲労度。松井選手や鈴木選手なんかはとても疲れている顔をしていました。そういう点では、まだ繰り上げ組の今野選手、徳永選手、平山選手などの方が少しでも若い分、顔にまで出ていなかったように見えました。

結果としては0-0のスコアレスドロー。勝ち点をもらえたわけなので悪い結果ではないですけどやっぱりこれこそが真剣勝負で親善試合とは訳が違うなと、改めて感じました。バーレーンを軽視していたわけではないでしょうがしっかり守ってカウンターという得意な形を相手にさせてしまったことは良くないと思います。そして、攻撃において前半に関しては右サイドをうまく使えていたときもありましたが(左サイドからも惜しいチャンスもありましたけれど)、そこからシュートで終わらせられないことが多かったのが非常に勿体無かったです。フィニッシュまで持っていくまでの展開は良く出来ていたのにペナルティエリアの中までボールが入れられなかった、相手のGKを脅かせるシーンがそんなになかったのがとても歯痒かったです。

選手交代にも少し疑問がありました(というより先発メンバーも)。つまりまず試合の序盤はもう少しシンプルにゴールまでボールを運ぶサッカーができる人選がなされていればな、ということなんですけれども。そういう意味ではボールがキープできる松井選手よりも簡単に捌いて前に出ていく山瀬選手を最初に使って、大事な場面で松井選手を投入した方がこの試合に関してはより相手には嫌だったんではないかな、リズムを狂わせられたのではないかなと思いました。また、終盤はロングボールを多くして長身の平山、高松、闘莉王の3選手を前線に入れてのパワープレーをしましたがあれこそ相手の思うつぼだったんではないでしょうか。その後危険なカウンター攻撃をされたような…。点を取りたかったのはわかりますが田中選手と交代させるなら坂田選手のように守備の裏を狙える、スピードが武器の選手の方が良かったように思うんですけどね。

あと物足りないのは中盤でのゲームの組み立てですかね…。ボール奪取はうまく出来ていますがもっともっと展開力が欲しいところです。でもまあ、最終予選を戦っている間にも選手たちは成長していると思いますので、それを今は楽しみにしています。今日のレバノン戦はとても大事な試合になります。アウェーのハンデを乗り越えて、良い結果が出てくれることをまずは期待します。あとはもう本当に選手のみんな、特にレッズの選手たちは、怪我だけはしないで帰ってきてくれ。


3月5日 お手並み拝見


オリンピック最終予選第2戦のレバノン戦、レッズの選手たちも活躍してくれて4-0で快勝しました。ギリギリの真剣勝負の中で、胸がすくようなゴールシーンをたくさん見られた、というのはやっぱりいいもんですな。先制点を田中選手が決めてくれたのも嬉しかったし、その4分後に鈴木選手が右サイドの田中選手からの折り返しを前線を追い越して走り込んで決めてくれたのも素晴らしかったです。是非今年のレッズでも見たいゴールでした。その他の2点は後半の高松選手、石川選手のものでしたがもう、どちらも文句の言い様のない程、惚れ惚れするような美しいゴールでしたね。

いやいや、本当に久しぶりに楽しいサッカーを見たぞ!という試合でした。やはり前回のバーレーン戦では環境や試合自体に慣れていなかったために自分たちのサッカーがやれていなかったのでしょうね。ただ、UAEもきっちりと結果を出してきています(現在2勝)ので、このアウェーラウンドを有利に終わらせるためにも次の直接対決でなるべく大差でやっつけてもらいたいものです。ちょっと闘莉王選手の左肩の状態や田中選手が足を傷めたように見えたのが不安ですが、バックアップの選手も先発組とほぼ遜色なく整っていますので休ませてもらっても良いかもしれません。大事なことは行っているメンバー全員で勝つことですから。

さて翌日、ビデオでレッズのプレシーズンマッチを見ました。こちらのサッカーは、ちょっと前半は退屈だったかな…。新しいシステムも機能しているようにはちょっと見えませんでしたしね…。でも、思っていたよりひどくはなかったかなというところですかね。なにせ僕は今年のレッズをそんなに期待に胸踊らせるという状態で待っていたわけではありませんでしたから。むしろちょっと不安の方が多かった状態でしたので、後半途中からの簡単にボールを繋いでのプレーが見られたときは昨年のサッカーよりも少し攻撃に期待が持てた気もしました。なにより、昨年よりもやっぱり攻撃に人数が多くかけられるようになっているのは僕としては嬉しいですね。また、個人的には長谷部選手の動きがとても良かったと思います。1点目の永井選手に出したパス、あんなに綺麗なスルーパス見たのは、いつ以来でしょうか(ちょっと恍惚)…。山瀬選手とはタイプも違うので併用も可能かもしれません。彼だけに頼るのは考えものですが、きっと良い攻撃の形を今季はたくさん演出してくれることでしょう。

もちろん、修正点はあります。左サイドはまだ良かったですけど3バックの前のサイドに大きくスペースが出来てしまうことと、守備的MF(特に酒井選手)も含めてあまりに守備陣ばかりに負担が掛かり過ぎること、ボールを動かすテンポが遅いこと、そのために連動性が低いこと、特徴にする割にサイド攻撃があまり良い形で出来ていないこと、更にはサイドの選手のポジションが被る(特に右サイド)こと、昨年のポゼッションサッカーというよりは以前のようなカウンター気味のサッカーになってしまっていた(ちょっと攻め急いでいた?)こと、その割にFWの前にはスペースがないこと等々…。おそらく挙げていったらまだまだ出てくるでしょうね。間違いなく今のままでFマリノスと試合をしたら、ボコボコにやられるでしょうね。…それでも、2点を取って勝ちました。悪いなりに結果を出したというのはまずは評価出来ます。それに本番前に課題が出てくるということはむしろ良いことでしょう。兎に角、まだ時間はありますのでシステム変更(または調整)を含めてブッフバルト監督のお手並み拝見、というところです。

最後に。ユニフォーム結構格好良いですね。実際に動いているのを見て、今年も写真を撮る気持ちが湧いてきました。パンツのSEGAのロゴも思っていたよりも不自然ではなかったし、三菱のマークも大きくてとても映えていました。新しい試合球のロテイロも、遠目ではちょっとパチンコ玉みたいではありましたがレッズのユニフォームに合いそうな、近未来的なデザインですな。埼玉スタジアムでのセレッソ戦が楽しみになってきましたよ。カメラをちゃんと振れるように、僕も準備しておくことにします。


3月6日 お疲れ!


アウェーラウンド最終戦のUAE戦、日本は後半終了間際に2点を奪って逆転で首位に立ちました。これでとても良い状態で日本ラウンドに臨めますな。本当に選手のみなさん、お疲れ様でした!

いやあ、それにしても本当にどちらにとっても負けられない試合だったから、攻撃から守備への切り替えの早い試合でした。UAEも前半のうちから高い位置でプレッシャーをかけてきて、ヒヤヒヤさせられました。特に前半30分から後半の20分くらいまででしょうか、押し込まれている嫌な時間帯が続きました。さらにちょっとしたパスミスなんかも顔を出し始めて、何度も肝を冷やさせられましたな。

この日は先発で山瀬選手が出たのですが、予想通りというか攻撃に転じたときにボールが早く動いていました。ただその分、前線のふたり(田中、平山両選手)に厳しくマークがついていましたのでボールを前線でキープ仕切れていませんでした。サイドにボールを出してもフィニッシュまでうまく届かない、攻撃の形があまり見られないというなんだかバーレーン戦のような展開が続いてしまいましたが、後半の高松選手と松井選手の投入によって日本の攻撃にボールを相手陣内でタメられる時間が出来ました。

ちなみに3月3日の日記に、こう書きました。

ボールがキープできる松井選手よりも簡単に捌いて前に出ていく山瀬選手を最初に使って、大事な場面で松井選手を投入した方がこの試合に関してはより相手には嫌だったんではないかな、リズムを狂わせられたのではないかなと思いました。

この日の試合に関してはまさにそれがハマった感じで、松井選手がキープしておいてくれる分、前線へ田中選手が飛び出したり前に追い越して出て行ける展開が出来るようになりました。疲労からUAEの選手の動きに精彩がなくなりかけてきた後半40分のゴールの起点は、誰あろう松井選手でした。ダイレクトパスでペナルティエリアの外にいた今野選手へ、そこからペナルティエリアにダイレクトで流し込み、スペースに走り込んだ田中選手がドリブルで突進し、ギリギリまで粘ってのシュート。GKがこぼしたところへ高松選手が詰めていて、押し込んでの先制点でした。高松選手は、本当に勝負強いですな。そして何より、追加点となった田中選手のミドルシュート。ラッキーの感は否めませんが、シュートを打たなければ、そしてそれが枠に飛ばなければゴールは生まれません。先制してからすぐのこの得点によって、ずいぶんと残り時間を消費するのが早く感じられ、気分的にも楽になれたと思います。

本当にもう、田中選手は恐ろしい選手になりつつあります。途中交代はあったものの3試合連続先発出場で合計2ゴール3アシスト。日本の総得点が6ですから、ほとんど彼を経由して生まれたゴールです。パートナーを活かすだけでなく、自分でも決められる。こんな選手がレッズにいることを、とても嬉しく思います。この最終予選を見た人の中で彼を知らない人は、もうほとんどいなくなるでしょう。

レッズのプレシーズンマッチの内容が悪かったのも、なんだかどうでもいいです。達也と啓太素晴らしい運動量とキャプテンシーでした。ボール奪取能力は抜群ですな。あとは展開するときのパスの精度でしょうか)と山瀬(出番は少なかったけど、彼は絶対に必要な選手だと思います、特に本戦で)と闘莉王(ヒヤヒヤさせられたときもあったけど、代表にも、またレッズにもとてもよい刺激を与えてくれる選手だと思います)、みんなが帰ってくれば問題点は少し軽減されるでしょう。本当に早くレッズに戻ってきて欲しいです。まずはお疲れ、大きな怪我もなくて本当によかった!


3月16日 正念場


まさかねえ、10日前にはこんな風になるなんて思いもしませんでした…。
チャンピオンズリーグの準々決勝、デポルティボ・ラコルーニャはACミランと当たるわ(ポルト×リヨンって、UEFAカップみたいっすね)、オリンピック代表は日本ラウンドの緒戦、バーレーン戦では1-0で敗れるわ、闘莉王は負傷退場してしまって全治3、4週間ということで、これからどうするんだレッズのディフェンスラインはなんてことが起こっていますよ、もう。今日、オリンピック代表にとっては大一番のレバノン戦があるわけですけれども、その前のUAE×バーレーン戦もかなり大事なわけ(何せ3チームが勝ち点7で並んでいますから)で、まさに今日が正念場です。

それにしても、監督の采配にとても疑問の残る試合でした。UAEラウンドでのバーレーン戦でもそうでしたが、ちゃんとスカウティングしていたんでしょうかね?レバノン戦とUAE戦で出来たことが、なんで出来なかったんでしょう…。選手交代も確かに闘莉王の負傷は予期しないものでしたけど、その後の交代には納得行くものではなかったですなあ。根本選手と石川選手、左サイドで交代させるんですか?松井選手と鈴木選手、キャプテンを引っ込めるんですか?このチームは、今年になって入ってきた闘莉王と平山選手がいないとチームとしてさえ機能しないんでしょうか?そんなことはないでしょう。現場では何が起こっているかは分かりかねますが、アウェーラウンド同様にもっとわかりやすい交代をしていっても良かったのではないかな(前田選手と松井選手、茂庭選手と石川選手とか)と思いました。でも、もう勝たないといけない状況の方が吹っ切れていいのかもしれません。どうあがいても、18日には分かるわけですから、兎に角突破できることだけを信じて見続けることにしましょう。

さて、Jリーグも一応開幕しまして(観に行っていないのでいまいち実感がないです、というか観に行く価値はあのスタジアムにはないです)アウェーで昨年王者のFマリノスとレッズは引き分けましたねということなんですが。まあ可もなく不可もなく、良く勝ち点を持って帰りましたというところでしょうね。チームとしてまだ機能していなかったですし、プレシーズンマッチよりも良くなったかなということしか今のところは言えません。でも、左サイドはうまく機能していると思います。平川選手アレックスには今後も期待大です。また、酒井選手も攻撃的な選手が多い中で守備を第一に考えたプレーをしてくれていました。ディフェンスラインがまだまだ不安定なチームにとっては貴重な存在であるといえます。

あとは、昨年同様エメルソンを活かした攻撃を織り交ぜること(攻撃的な姿勢は物凄く評価できますけど、あまりエメルソンが活きていませんな)と山田キャプテンが本気になってくれることでしょうかね。右サイドがドゥトラに振り回されていたように見えましたから。全体的には大味な、開幕戦とはいえないようなお粗末な試合だったと言い切ってもいいかもしれません。仕方ないんですけどね、代表選手たちを奪われていて、なおかつ怪我までさせられたわけですからね。本当に頭が痛いですね、DFが揃っていないというのは。レッズにとっても今季は既に正念場なのかもしれません。


3月24日 嬉しさ、悲しさと寂しさのあとにきたもの


18日のUAE戦からもう1週間が経過してしまいました。U-23日本代表は、結局日本ラウンドに入ってから合流した阿部、大久保の両選手の活躍によって
3大会連続のオリンピック出場を果たしました。とても目出たいです。これで2006年のワールドカップに出てくる選手たちは史上初めてオリンピックを経験してきた選手でほぼ構成される、ということになるでしょう。願わくば、アテネではオーバーエイジ枠で小野選手を呼んで欲しい、そして長谷部選手よ、本戦までにJリーグで大きく成長して、是非ともオリンピックに出場して欲しい…、そう思います。

普通のサッカーファンならば、これで週末のJリーグを楽しみにしていれば良かったのですが、その後に起こった二つの出来事は僕の気分を暗澹たるものにするのに十分な出来事でした…。いかりや長介さん、逝去。72歳というのが微妙で、勿体無い年齢です。僕の年齢はなんとか、『全員集合』をリアルタイムで見ていて、よく覚えているのですが(公開録画にも行きました。小学生にはなっていたように思っていたのですが、どうやら幼稚園の頃だったようです)、それ以降の年齢では『ドリフ大爆笑』や役者としての方が覚えているかもしれません。僕が一番好きだったのは仲本工事さんとのバカ兄弟コントでした…。もう二度と新作を見れないんだなあと思うと、本当に残念でなりません。時代が流れていることを痛感する出来事でした。是非、『全員集合』のDVDは買おうと思います。

前者の出来事は、寂しさ、です。もういないという寂しさ。悲しさというのはオリンピック出場が決まったあとすぐにやってきました。『さまぁ〜ずの逆にアレだろ』、3月で終了。もう、それを知ったときには本当に落ち込みました…。ちなみにこれは、TBSの深夜のラジオ番組です。2年という番組期間はラジオとしては比較的短い期間での終了となってしまいました。スペシャルウィークでの『関東芸人祭り』、毎回楽しみにしていました。前回は内村さんも来まして、まだまだ番組は続いていくものだと思っていたのに、もはや残すは最終回のみとは、突然すぎて本当にがっかりしてしまいました。別の局でも良いのでまた深夜帯に、さまぁ〜ずには戻ってきてもらいたい、と強く願います。

でも、そんな悲しさや寂しさを幾分でも晴れやかにしてくれたのは、週末に観たレッズのサッカーでした。本当に、面白かったです。生でサッカーを観るのは、本当に楽しいなあと久しぶりに感じました。自分でテーマを作って試合を観る喜びや、周りの観客の反応を楽しんだりウルトラの応援のメリハリの良さに酔ったり、そして何より、自分の好きなクラブチームがそのホームスタジアムで攻撃的な姿勢むき出しで勝ちにこだわったということが何より嬉しく、楽しいことでした。これからは超えていくべき相手との戦いが続きます。もう少し様子を見てからブッフバルト監督の評価はしていきたいと思いますが、まずは兎に角、初勝利おめでとうございます、そしてホームで勝利を見せてくれてありがとうといいたいです。埼玉スタジアムで勝つのを観たのは、ずいぶん前まで遡らないといけませんからね(2003年のセカンドステージ、ジュビロ戦以来ですか)。いよいよオリンピック組も合流しての真のレッズが観られるようになるわけですから、シーズン前に比べて期待感も上がってきました。まだまだ決して楽観はしませんが、これからも順調に勝ち点を奪っていってくれることを期待します。


3月27日 負けどき


『さまぁ〜ずの逆にアレだろ』もついに最終回を迎えまして、もう割り切るしかないので
またいつか戻ってきて欲しいなと思う今日この頃です。もう、木曜の夜は早く寝るのかと思うと寂しいですが。

さて、今年初の駒場スタジアムでのナビスコカップ予選第1節、トリニータ戦です。僕にとっては昨年、ナビスコカップの予選突破を決めて以来(ヴィッセル戦)の駒場スタジアム観戦ですから、かれこれ8ヵ月振りぐらいになりますか。その間、駒場ラーメンともお別れしていたわけなんですが、久しぶりに食べたけどやっぱり美味しいですな。スタジアム通路の雰囲気もあまり変わっていなく、戻ってきたぞという感じがしました。

ただ、試合前のスタジアムの雰囲気はなんというか非常に、まったりとしていました。暖かい午後の日ざし、美しく輝く芝、出島からわずかに聞こえてくるトリニータサポーターの声。試合前の雰囲気は本当に試合がこれからあるのか、ピクニックに来たんじゃないのかという感じで、バックスタンドに座っていました。そういった客席の雰囲気が選手に伝染った、わけではないのでしょうがレッズの立ち上がりもまた、なんともまったりしたものでした。

田中選手、鈴木選手が戻ってきてもシステムは変わらず3-3-3-1、乃至は3-4-3のような形でした。観ていて気付いたのは、随分素直にシステムの枠に嵌っている選手がいるなということでした。サイドに張り付いていて、ポジションをあまり変えようとしない、縦はもちろん横のポジションチェンジもまばら、前線が渋滞気味なので中盤の底のサイドにいる選手までも窮屈そうでした。

パスの周りが良いわけでもなく、スペースもそれ程ない。ポジションが固定していて連動性が低い。前がかっている分、守備陣への負担はやはり大きい。更に悪いことに、本職のDFは室井選手しかおらず、左のセンターバックには今までやったことがない平川選手をコンバートせざるを得ない状況…。残念ながら平川選手が活きるのは左サイドとしてはもうひとつ前のポジションで限界でしょう。あまりに気の毒なコンバートでした。

結論としては選手間の戦術理解度にムラがあったということと、オフト監督時代のある部分だけを踏襲していて(前後が分断しているサッカー)、肝心な部分(兎に角マンマーク、そして前線のためにスペースを作ってあげる)がすっぽりと抜けてしまったためにトリニータのシンプルなサッカーに振り回されたということでしょうか。自分達のサッカーが出来ていない印象を持ちました。その原因がまさか、昼間の試合で思わず微睡んでしまったというわけではないでしょう。…そう思いたいです。

初めてオリンピック組が合流しての本番なのだから、戦術理解度にムラがあるのは当然だし、ゾーンで守るということなのだから攻撃の仕方や守備の意識は変えないといけません。でも、そこまで修正できなかった(というか理解し切れていなかった)のはまあ、時間がなかったからという言い訳も現時点ではまだ許されるでしょう。時間をかければマシなものになっていってくれると思います。そう考えるとむしろ、そんな状態なのに2点取ったことは凄いことなんじゃないかという気さえします。

まあ、リーグ戦の勝ち点には影響のない負け試合です。いつかは負けるときも来ると思っていましたし、早い時期に悪いところが出てくれたとプラスに考えましょう。4月3日のジュビロ相手にボコボコにされるよりは自分達で勝手に格下だと思い込んでいた?トリニータに煮え湯を飲まされたことの方が選手たちにも屈辱でしょうしね。…それにしてもトリニータの選手たちは、サッカーのルールを知らないんですかね?勝手にルールを解釈して、ボールをみすみす相手に渡して、ゴールが決まったら執拗に主審に抗議して時間を浪費させた挙げ句に帰ろうとするなんて。これで負けていたら笑い者になったのはトリニータの方だったでしょうな。残念ながら今回の試合に関しては、レッズの方が笑い者に相応しかったということなんですけどね。順位表は以下の通りです。あ、それでも最下位ではないんだ。

Group C

市原

大分

浦和

清水

市原

-

06/05

07/24

H○4-0

1

0

0

4

0

3

04/29

07/17

05/29

大分

04/29

-

05/29

07/24

1

0

0

3

2

3

06/05

A○3-2

07/17

浦和

07/17

H●2-3

-

06/05

0

0

1

2

3

0

07/24

05/29

04/29

清水

05/29

07/17

04/29

-

0

0

1

0

4

0

A●0-4

07/24

06/05