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1月27日 なんとなく、の靄の中
ブッフバルト氏が監督に就任することが決定してから、レッズの補強は例年にはない程の勢いで実行されました。噂として出ていた選手たちが実際に今年はレッズのユニフォームを着て戦うことになっていきます。ホーリーホックから闘莉王、エスパルスから三都主、そしてヴィッセルから完全移籍で復帰することになった岡野選手…。意外だったのはグランパスから来る酒井選手ぐらい。トライアウトから獲得した梅田選手は、申し訳ないですがちょっと記憶にない選手でした。ともあれ今年のオフシーズン、レッズは同じく大型補強を敢行したグランパスとともに話題の中心に居続けました。
おそらく、今シーズンがオフト監督の3年目だったとしたら、これほどまでの補強はされなかったでしょう。少なくとも岡野選手は戻らなかったでしょうし、三都主も来なかったかもしれません。ポストプレーヤータイプの梅田選手の獲得にも動かなかったでしょう。でも、昨年以上にリーグ優勝の期待は持てたと思います。まあ、もう過ぎてしまったことですし、Numberの592号を読めばもはや監督と社長の関係は修復なんて不可能だったことは分かりましたから、そんなことを思っても仕方ないのですが…。それでも、ブッフバルト監督と僕たち(というか僕)を安心させてくれると思った補強が、より一層の不安、またはなんとも言えぬモヤモヤ感を結果的に与えてくれたんですよね…。
この「補強」がもたらしてくれたものはオリンピック代表候補選手4人、A代表選手4人、そして外国人枠を1人余らせての帰化組2人による「ブラジルトリオ」のセンターライン。…それと、主力8人を欠いた状態での開幕前の物凄く大事なチーム作りの時間でした。長期的に見れば確かに物凄く良い補強だと思いますが、今年に限っていえば優勝は望めない補強だったかもしれません。その点、グランパスは今年優勝するためだけのピンポイント補強をしているといえます。なにせ、代表に入ることはないけれどとても良いベテラン選手ばかりを獲得しましたから。また、代表選手を取られたとしても監督が代わっていなければ元々の基本は叩き込まれているわけですから、何人か抜けようが戦術的に不安要素はなかったでしょう(平川選手は不本意だったかもしれませんが)。
問題は、監督が代わったこと、ポジションが保証されていない状況で代表選手たちはチームに戻れないこと、監督がどういうサッカーをするのか、まだ見えないこと、そして、監督が新人なこと。…この状態で、優勝を狙わせるのはやっぱり酷ではないかと思います。
でも、監督と社長(現場とフロント)のビジョンは一致しています。長期的視野で見ればレッズというクラブにも不安はあまりありません。ブッフバルト監督が長く監督としていてくれるとしたら、きっとレッズはビッグクラブへの道のりを歩んでいけるようになれると思います(なにしろ相思相愛ですから)。だからこそ、オリンピックのある今年だけでもオフト監督にもう1年やってもらって、2005年からブッフバルトにバトンを渡せたらもっと良かったのではないかな、とシロウトながらに今さらですが思ったりもします。
まあ全て、タラレバの話です。優勝できないと決まったわけでもありません。でも、やっぱり期待感よりも納得できないような、そんな靄がかかったような状態がずっと今も続いています。そんなこんなで、僕は今年のシーズンチケットを更新するかしまいか、最終日まで悩みました(結局手放しはしませんでしたが)。それでもまだ言葉にできない痼りのようなものがあります。今年のレッズは、どうなっていくんでしょうか。先の読めないシーズンが始まろうとしています。
でもひとつだけ、Number592号にあった犬飼社長の「この賭けで来年、結果が出なければ、私が責任をとる。それはもう、はっきりしていることです」という言葉の意味が「社長を辞任する」ということであるのだとしたならば、これほど無責任なことはないと思います。犬飼社長の実行力は現在のレッズにおいて必要なものですから、「責任をとる」ということを「途中で逃げ出す」という形にしないでもらいたいです。なんとかして早くサポーターたちに恩返しがしたい、喜びを多く分かち合いたいという社長さんの気持ちは、良く分かっていますので。とりあえず、そんなに焦んなよというのが今の気持ちですな。
あ、そうか。焦り過ぎているように見えたから、不安だったのかもしれませんね。
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