8月

8月5日 昨年との大雑把な比較となんとなくの展望

なんか、忙しいです。ゲームもできないほど忙しい日が続くっていうのは嫌なもんですな。とかいっている間に、1stステージも終了してしまいまして、再開後に5連勝したF・マリノスが3年ぶりに優勝してしまいました。

全体的に振り返ってみると、本命不在のダンゴレースが最後の最後まで続いた感じがします。ジュビロも、F・マリノスも「絶対手が出ない」というほどのチーム力ではなかったと思うし、躍進著しかったジェフも結局は終盤戦にプレッシャーと主力の累積警告等で出場できなかったことから自滅していった感じでしたし。アントラーズやエスパルスの不振も少し予想外ではありましたが、チームが噛み合わなければこういうことにもなりうるということなんでしょうね。結局の所はそつなく噛み合っていたチームが最後の最後まで優勝に向かってリーグを引っ張っていったということなんでしょうなあ。

で、レッズはというと賞金圏内の6位。正直に申し上げれば「上出来」かなと思います。信じられないくらい、かもしれません。今年からレッズのサッカーを見始めた方ならば1stステージは、さぞやイライラした試合が多かったことでしょう。事実、そういうサッカーをしていますので御立腹ももっともです。しかし、オフトのサッカーを最初から(つまり昨年から)見てきた人や、10年前からレッズと歩いてきた人にとっては形が出来つつある今のレッズを見ることは喜ばしいことなのではないかな、って思うんです。少なくとも、僕は思います。

だって、昨年の今頃なんて11人でサッカーできない試合が何試合あった?っていうぐらいだったんですから。規律以前に警告もらい過ぎだったんですから。

それが今では拙いまでも自分たちで「ポゼッションサッカー」をしてやろうとするまでになったわけですから、1年という長いスパンで見れば、明らかに成長しているわけですよ。1試合1試合では全く分からないかもしれませんが。

更には、昨年のスタメンだったベテラン2人を引退させて若返りとチームのスリム化を行い、充分な補強というか、ある程度先を見越した補強(山瀬選手)でチーム力を上げようとした矢先の、今年のレッズを上位に導いていくための「キモ」であったエジムンドが開幕前に帰っちまいやがって、昨年よりもむしろ3歩ぐらい下がってのスタートだったにも関わらず、結果的にはあの連勝しまくっていた昨年の2ndステージよりも勝ち点を多く取って順位も上になったわけですから、チーム力が上がり、戦術理解度も上がり、選手の底上げがなされているといって良いかと思います。

山瀬選手の予想外の復帰の速さも好要因でした。彼が入ってからのレッズのサッカーは明らかにワンランク上のものでしたし、何より守備的MFとFWの位置を近付け、自分でもゴールを狙える重要な起点でした。さらに、彼の存在が同ポジションの長谷部選手の成長を促進させました。本来エジムンドがいれば3番手だった彼も開幕からスタメンで仕事をするようになったのですが、その時点での動きよりも山瀬選手が活躍し、もう一度手術して外れるようになってからの出場の方が危機感を持ってプレーしているように思います。身近にいる自分より大きなライバルを抜かないことにはスタメンをこれからは張れないわけですから、長谷部選手も必死でしょう。それによってもう一回り、成長できたと思います(ジェフ戦の活躍は素晴らしかったです!)。

怪我がちだったゼリッチが好調を維持していることや、スーパーサブの田中選手の存在もレッズには大きな武器です。このまま昨年よりも少しづつでも順位を上げ続けていければ、常に優勝争いに絡めるチームになれるでしょう。今のレッズには不安材料よりも期待感の方が大きいです。ユトレヒトに移籍した藤田選手の抜けた穴はきっと想像以上に大きいはずですから、2ndステージ開幕戦のジュビロにまず勝って、今年も昨年同様うまく波にのっていければと思います。

そして今年こそ、ナビスコカップを我らの手に!


8月11日 四方山話 その3


えー、ようやく「MOTHER 2」をクリアしまして、普通の日常に戻れるかな…?という感じです。僕の場合、忙しいときにゲームができないと、公私が逆にどっちつかずになってしまうことがありまして、ただ忙しいだけ、では仕事も他のやりたいこともできなかったりします。そんなときゲームをする余裕があるということは大事なことでして、ゲームも進めつつ、仕事も進む、何というか進捗具合がゲームによって却ってはっきりしたりします。まあ、それが今日を持ちましてなくなってしまうのはなんとも残念ではありますが、あとで攻略本を買って、じっくりと楽しみ直そうかと思っています。この、攻略本なしに自分なりに右往左往しながらクリアする、というのもゲームの醍醐味だったりしますね。

さて、自分に関するゲームの効能みたいなどうでもいいことを書きましたが、いよいよセカンドステージが始まります。で、僕はこのセカンドステージに向けてイラストを描き始めました。まだ1種類の2パターンですが、最終的には8種類の16パターンまで描いてセカンドステージを彩ろうかな、と画策しています。これができれば、念願の「表紙絵画廊」もできるかな、なんて思っているんです。遅くとも年末までには形にしたいです。

ついでにオールスターに関しても。今年のオールスターは何となく楽しめました。チームが違う選手たちがこの日だけ集まって試合をするわけだから、どうしたってち密な連携なんか期待できない半面、個人技主体の面白さが良くあらわれていたように思いました。レッズの選手も3人出ていたし、怪我しない程度に一生懸命やれていたようだったので、サッカーの面白さを味わえるオールスターもそれはそれでありかな、といった感じでした。

それにしても、「MOTHER」シリーズは、シナリオ面に関しては思った以上に奥の深そうなゲームですね…。ただ一つ、やっぱり最後までゲームバランスには首をひねりっぱなしだったんですがね…。


8月17日 ジンクス

13日のナビスコカップ準々決勝第1戦を見ている限りでは、レッズのサッカーはまるで調子の悪いときのジュビロのサッカーのようでした。これは別にけなしているのではなく、ただパスサッカーとしての形がはっきりと見て取れるようにはなったけれどゴールを確実に奪うまでの形にはなり得ていないということです。

で、結局はFC東京に2-2のドローで第2戦の味の素スタジアムに乗り込むことになりました。まあ、今まで勝てていない相手に先制され、追い付いた後に逆転され、またそれに追い付いた末の引き分けですからよくやった、という感じですな。ヨーロッパのアウェーゴール2倍ルールが適用されていたら、とんでもないことになっていましたし。僕の知っている今までのレッズならば、途中で諦めて負けていたはずですから。それにしてもFC東京の守備は堅いというか専守だけというか。あれでは攻撃サッカーなんて夢のまた夢、な気もしますな。まあそのチームに2点取られたうちの守備陣も、反省すべきでしょうな。カウンターの鋭さは確かに怖いですけど。

この試合でゼリッチがまたまた負傷退場してしまいました。こうも外国人枠が埋まらないのもどうかと思うんですがね…。というわけで、またも不安材料があるなかでのセカンドステージ開幕となったわけなんですが。

ジュビロとの試合って、晴れた記憶があまりないです。ちょっと遡っても、2001年の国立でのホームも、2002年のホーム、埼玉スタジアムでも(しかも物凄く蒸していた)、アウェーでのジュビロスタジアムでもスタメンが両チーム全員日本人でしたな)、今年のアウェー、ジュビロスタジアムも

すぐ思い出せる晴れていた試合は2001年のセカンドステージ、ジュビロスタジアムで加入したばかりのエメルソンが物凄いドリブルでジュビロ守備陣をぶっ飛ばして決めたゴールが印象的だった試合くらいですが、あの試合の時、ちょうどテロによるWTCビルの崩壊等の大事件があってあわや放送中止か、という時だったんですよね…。というわけで、2003年セカンドステージも期待にそぐわず、これはジュビロのチームカラー、サックスブルーのせいなんですかね?

でもまあ、試合が始まったら、もうびっくりしました。何にって、レッズのパス回しに。ジュビロのお株を奪うほどのワンタッチ、ツータッチのパスワーク。クサビを受けてから動き直して、また叩いて。サイドにボールを渡したら、動き直してまたボールを受けて、素早くボールをまた動かす。この「動き直す」、いわば第3の動き(ボールのないところでの動き)以前よりも格段に活発になったと感じました。ドリブルを必要時以外はそんなにすることもなく、ボールに汗をかかせていた(パスが多かった)ように思います。保持率もおそらくレッズの方が高かったのではないでしょうか。今回のジュビロと比べれば、明らかにレッズのサッカーの方が上質でした。

逆にいえば、藤田俊哉の存在がいかに大きかったか、ということに他なりません。天気同様、ジュビロのイメージは藤田にやられたイメージが強いです。2001年に2点取られたのも、2002年に延長Vゴールを決められ、福田さんの最多Vゴール記録(9点)に並ばれたのも、今年ゴールを決めたのも藤田選手でした。この選手はスペースを生み出す職人であり、中盤におけるチャンスを見逃さないストライカーの素質も持ち合わせた、まさにJリーグが生み出した最高の2列目の選手です。簡単に替えの効く選手ではありません。ジュビロの見事なパスサッカーを体現していた歯車(しかも一番大事な)がいなくなった代償は、2001年の小野選手がいなくなったときのレッズよりも大きいでしょう。ジュビロとはいえ5試合くらいは調整の時間がかかるはずです。だからこそ、その調整不十分なうちにジュビロと対戦し、3-1でねじ伏せられたことは大きいです。

おそらく生で観戦した試合のなかで、今回の試合ほど面白かった試合はなかったように思います。とにかく、観ていてワクワクしました。意図のあるパス回しと短いパス数で相手ゴールまで行くことと、サイドから崩して点を奪うというシンプルさと、何よりもレッズの武器である速い攻撃。本当に楽しかったです。恥ずかしながら、写真があまり取れませんでした。というのもボールを追い掛けられないのもさることながら、試合に見入ってましたから。あんな試合がずっと続くのであれば、おそらくカメラをもつことは、なくなるでしょうなあ。この日のレッズはもっと高いところから観たいサッカーをしていました。

また新加入のニキフォロフ、期待通りに良い選手です。あたりが強いだけでなく読みも鋭い。スライディングしないといけないときは躊躇せずにドーン!とぶつかって行く様子は頼もしい限りです。また、都築選手同様にフィードが正確で、快足FWの多いレッズにとっては大きな武器です。まだJリーグのスピードに対処し切れていない感じもしますが、これからもっとフィットしてくれることでしょう。本当に、セカンドステージが楽しみになってきました。

この頃、僕が観に行く埼玉スタジアムの試合は、負けないんですよね。確か、昨年のベガルタ戦以来。思えばこの試合以降、ジンクスというか、ゲンかつぎというか、あることをやっているのですが…。ここで書いてそれがなくなると嫌なので、やめておきます。次の埼玉スタジアムの試合は、ファーストステージ王者、Fマリノス戦ですな。それまで負けずにいられれば、たぶん優勝争いできるどころか、中心にいられるでしょうね。そのためにも以前のレッズのような、つまらないことはしないでもらいたいです。サポーターやファンは、今回の勝利もきっと、両手放しで喜んではいませんよ。開幕戦を勝利で飾れたことは大きく、15試合という短期決戦はスタートダッシュが肝心です。だから次節、パープルサンガ相手にどういうサッカーをするのか、できるのか、期待しましょう。


8月27日 ようやく


アウェーでのパープルサンガ戦に関しては、実際に試合を見られなかったし、退場者が出て10人に相手がなったとはいえその10人が全員守備固めしてきたのであれば、こじ開けるのは11人対11人の状況よりも厳しかったでしょう。勝たなくてもいい、というわけではないですが(まだまだ発展途上ということですな)負けなかったことはむしろ良かったのではないでしょうか(逆に考えれば、
パープルサンガは勝ち点1をレッズにあげたかったわけでしょう?前半から勝つのを諦めたわけですからね)。

というわけで結果はさほど気にもしないでナビスコカップです。久しぶりの味の素スタジアムでしたが、もう、芝がひどい!バックスタンド側は変色しているし、根つきが悪くてすぐにボコっと穴が空く状態…。

美しいスタジアムの前に芝を何とかして下さい

2年前、初めて出来たばかりのこのスタジアムに足を踏み入れたとき、目の前にパーッと拡がった観客席の美しさと芝の青さが物凄く印象的で、感動した覚えもある本当に素晴らしいスタジアムだったのに…。正直に申し上げて、心底、がっかりしました。また、このところほとんどの観戦が埼玉スタジアムなので、思っていた以上にスタンドからピッチへの距離が遠く感じました。あれでは、駒場スタジアムとさほど変わりないです(駒場ほどぎっしり席が埋まっていないので、快適は快適ですが)。

あと、照明が暗い!ナイトゲームの照明ぐらい、ケチケチしないで欲しいです。照明が全部ついたのが18時15分くらいでしたからね、節電するのは結構ですけど来る人減りますよ、あんなに暗いと。

とまあ、変な形でアウェーの洗礼を受けたのですが(もう一つ、試合開始15分前ぐらいにアウェー側に東京サポーターが横断幕を貼りに来ていましたな、ちょっと長閑すぎ、悠長すぎ)なんというか、ホームの雰囲気に慣れ切っていたので却って良い感じでした。運営スタイルも周りの雰囲気も違うし、一番近いアウェーでありながら一番良い(清水や磐田ではあまり感じられなかった)雰囲気のアウェーである感じがしました。カップ戦ということもあってその度合いはいくぶん小さいものではあるでしょうが、アウェーの雰囲気が、何となく漂っていました。

ただ、サポーターの声量は、やはりレッズのそれの方が大きかったですけどね。そればかりは、負けられないですけどね。

試合の内容は、ジュビロ戦の時のものとは比べようもないものでした、残念ながら。それというのもやはり、負けたら終わりのカップ戦ですから、試合の進め方にいくぶんの違いが出るのは仕方がないでしょう。膠着状態が長く続き、途中から東京の攻撃時間が長くなりはしましたが、要所要所はきっちり押さえ、前半をドローで折り返したので、ゲームプランとしてはアリかな、とは思っていました。

そして後半。おそらく勝負の時間は20分までと思っていました。この時間までにどちらかが点をとれれば、そのチームが上にいけるだろうと踏んでいました。それで、16分くらいにエメルソンが先制ゴール。内舘選手のトリッキーなパス(すいません、パスの出し手が誰だか現地では分かりませんでした)から相手DFを引き連れての半ば強引なシュートでしたが、喉から手が出るほど欲しかった先制点でした。

流石に堅守の東京とはいえ、守ってばかりでは勝てませんから攻撃に来てくれました。それが逆にレッズのチャンスとなりました(カウンターの鋭さでは、東京に引けは取りませんよ)。ロスタイムの一番苦しい時間帯にまたも、ドリブル突破からエメルソンがだめ押しの追加点を決めてくれました。そして、試合終了。対FC東京初勝利味の素スタジアム(旧称東京スタジアム時代含む)初勝利、そして何より、3年目にして僕自身のアウェー観戦初勝利(場所問わず)となる実に有意義な勝利でありました。

レッズサポーターは試合終了後、勝利の余韻にじっくり浸っていたようですが、田舎者の自分は試合終了後はもう、時間との戦いでした。ダッシュで飛田給駅に向かい、準特急に滑り込みセーフ。普段はしないのですが、クーラーが効きはじめるまでの間タオルマフラー(もちろんレッズの)で汗を拭っておりました。

「おめでとうございました。次は、清水ですか?」と、いきなり隣にいた家族連れの方に聞かれました。どうやらその人たちはFC東京のサポーターのようで、僕のタオルマフラーを見て話し掛けてきたようでした。…そういうとき、なんて答えれば良いんでしょうねぇ?大喜びするわけにもいかないし、相手を徴発するわけにもいかないし。何より、とても紳士的な人たちに見えましたんで、こちらとしてもどう答えようか迷いながら

「おそらく清水だと思います。すいません、今回はウチが勝たせてもらいました。でも、はじめて勝てたんで、物凄く嬉しかったです」と、とりあえず正直に答えました。

まあ、結果としてはその後諍いもなにもなく(当たり前か)、そのまま新宿駅までその方たちとサッカーの話をして帰りました。そういう形で相手チームのサポーターに話し掛けられたのは初めてだったので、ちょっと戸惑ったんですが、サッカー好きということで全く知らない人とも話が出来たことは僕にとってはかなり新鮮でした(余談ですが、僕はケリーはかなりいい選手だと思うのですが、その人にしてみれば「球離れが悪い」そうで…。どこのサポーターも自分のチームの選手には厳しいようですな)。…それにしても、負けてしまった後に、勝ったチームの応援をする人に話し掛けてくるというのは、僕だったら悔しくってできないことです。それだけでもその人の大きさみたいなものを感じますな。

ともあれ、2年連続でベスト4です。昨年築き上げた経験を無駄にすることなく再びここまで来ました。ただ残っているチームはジュビロ、アントラーズ、そして対戦相手のエスパルスです。皆、決勝戦の経験だけでなく、優勝経験のあるチームです。いくぶん、レッズにとっては不利かもしれません。ですが、だからこそ、このチームたちを潰すことによって、より濃い経験を積むことができると僕は考えます。10月の準決勝、絶対勝たせましょう。そしてまた、国立へ行きましょう。